マーケティングプロセスは一貫性のあるシステム


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マーケティングプロセス

今回のテーマは「マーケティング・プロセス」です。

マーケティングプロセスとは?

マーケティングの定義を「売れる仕組みづくり」
と定義したことを覚えているでしょうか?
 

今回のマーケティング・プロセスは

商品やサービスが売れるまでの道筋

を作ることについて説明していきます。
 

前回、マーケティングのプロセスは
一貫性があると説明しました。

一貫性を意識して具体的なプロセスを見てみましょう。

今回は商品やサービスが「売れる」までのプロセスを考えていきます。

具体的なプロセス

(1)ターゲットを設定する

一番最初に行うことは「ターゲットの設定」です。

「ターゲット」とは何かですが、

ターゲットとは、
「誰に商品やサービスを購入して欲しいのか」
を考える上での「」の部分のことです。

ターゲットの設定は単独で設定することは多くありません

理由は、次の(2)のニーズとともに考えることが多いからです。


(2)ニーズを把握する

「どうしてターゲットを設定しなければならないのか」
についてですが、それは、人それぞれ求めるものが違うからです。

例えば、「好み、解決したい悩み」等ですが、

これを「ニーズ」といいます。

ターゲットを「女性」と設定するのと、
もっと細かく「10代の女性」「20代の独身女性」
「30代の既婚女性」と設定した場合を考えてみて下さい。

単に「女性」と設定すると、
全ての女性をターゲットにするということになります。

しかし、女性の全てが同じ欲求をもっているわけではありません

ということは、

限りなく多くの「ニーズ」に対応する商品やサービス
を用意しなくてはならいないことになります。

全ての女性向けの商品やサービスを用意するのが現実的でない
という
のはご理解頂けると思います。
 

だから、同じ女性をターゲットにする場合でも、
出来るだけ「どのような女性」なのかを掘り下げる必要があります。

「掘り下げて考える」というのは
前回もお伝えしたことお覚えてますでしょうか?

例えば、「10代のニキビが気になる女性」というよう
にターゲットを設定します。

この場合でも、もっと掘り下げることは可能ですね。
 

個人で商売を行う場合には、資金を含めた資源は限られているので、
できるだけターゲットは掘り下げて設定した方が良いですね。
 

(3)ニーズを満たせるか

ターゲットもニーズも設定したとします。

しかし、ターゲットのニーズを満たす商品や
サービスを開発しなければなりません。

自分で開発してもよし、他から調達してきてもOKです。

ターゲットのニーズを満たすことが出来るのか
否かを分析する必要があります。
 

(4)ニーズを満たす商品やサービスを調達する

何とか、ターゲットのニーズを満たすことが
可能なこと明らかになったとします。

しかし、予算の範囲内で商品開発
または調達ができるかが問題
です。

ビジネスですので、
利益が確保出来る範囲でという前提条件が付きます。

もし、前提条件を満たせなかった場合は
ターゲットやニーズの見直しが必要となります。
 

(5)商品やサービスをターゲットに知らせる方法を検討する

設定したターゲットのニーズを満たす商品やサービス
が出来たとしてもターゲットがその存在を知らなければ
意味がありませ

どのようにして、知らせるかを検討しなければなりません。
 

(6)ターゲットに商品やサービスを購入するキッカケを与える

なんとかターゲットに商品やサービスの存在を
知らせることが出来たとします。

しかし、存在を知ったに過ぎません。

次の段階は、欲しい」と思ってもらわなければなりません

ターゲットに「欲しい」と思ってもらう仕掛けを検討するのです。


このように(1)から(6)までを一貫性のあるものとし、
各段階を掘り下げて考えることで、
最終段階の(6)まで完成させることができれば
必然的に失敗する確率は減ることになります。

 

次記事 ==> ターゲットとは?(誰の役に立ちたいですか?)

前記事 ==> マーケティングの重要性(マーケティングによって業績に差が出る)

 

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