事業領域の選択とは?(誰に、何を、どのように)
事業領域の選択について説明を行います。
事業領域
事業領域とは、事業ドメインとも言いますが、
事業を行う領域のことです。
この事業領域について簡単に例で説明します。
【例】
「家電」もひとつの事業領域です。
しかし、「家電」を事業領域に選んだ場合、
総合家電メーカーになるというのと同じです。
ということは、
大企業を競争相手に事業を行うことになります。
また、家電といっても、
- 生活家電
- 季節家電
- ライト・照明
等に細分化できます。
上記の生活家電を細分化することもできます。
- 掃除機
- 洗濯機
- アイロン
- ミシン
等です。
このように、同じ生活家電といっても、
用途はまったく異なります。
こうやってみると、
もう少し細分化して、自社(自分)が競争相手と比べて
競争優位に立てる領域を探し出す必要があります。
上記はあくまで例であり、
会社や個人事業として起業する場合は、
それなりのレベルまで細分化することが
重要となります。
事業領域の見つけけ方
事業領域の見つけ方ですが、
次の3つを意識することで
ある程度見つけることができます。
- 誰に
- 何を
- どうやって
「誰に」については、
「誰をターゲットにするのか」ということです。
例えば、
衣料メーカーだとすると、
- 男性をターゲットにするのか
- 女性をターゲットにするのか
男性の場合でも、
- 若年層の男性なの
- 中年男性なのか
- 初老男性なのか
によって、好まれるデザインは異なります。
「どの年代のどの様な好みに関するデザイン」
くらいまで落としこむことは必要だと思います。
「何を」については、
ターゲットが望んでいる「モノ・コト」を
明らかにするということです。
「どうやって」については、
「ターゲット」と「ターゲットのニーズ」がわかれば、
次は「ターゲットのニーズ」を満たす商品やサービス
を用意する必要があります。
「自社や個人の能力で用意できるのか」
を検討する必要があります。
この3つの項目を明らかにすることができれば、
一つの事業領域の候補とすることができます。
実際には、複数の候補を洗い出し、
実際に行うものを選択しなければなりません。
なぜ選択する必要があるのか?
複数の候補の中から選択する理由は、
企業にしろ、個人にしろ事業を行う上で
経営資源には限りがあるからです。
特に起業したての会社や個人は
経営資源が乏しいので、
選択は重要な意思決定となります。
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