事業機会の選択とは?(事業化の対象を選ぶ)
「事業機会の選択とは何か」について説明を行います。
事業機会
事業機会とは、企業が事業を行う上で、
参入しえる事業領域のことです。
具体的には、次の3つの項目で説明できます。
- ターゲット
- 顧客ニーズ
- 能力
個別に見て行きましょう。
1.ターゲット顧客
事業を行う上で、「誰をお客さんとするのか」
を決めなくてはいけません。
「ターゲットとするお客様は誰か」ということです。
なぜ、ターゲットを決める必要があるのかですが、
ターゲットを決めないということは、
全ての人をターゲットにするということです。
人はそれぞれ、年齢、性別、趣味・嗜好などが異なります。
ターゲットを絞らなければ、ターゲットが望むものが曖昧であり、
企業として解決することすらも明らかにできません。
2.ニーズ
ターゲット顧客を明らかにしたのち、
ターゲット顧客はどのような「悩み」や「欲求」
を持っているのかを探すことになります。
このニーズに関しては、現時点でターゲット顧客が
気づいている「顕在的ニーズ」だけでなく、
現時点気づいていないが潜在的に持っている
「潜在的ニーズ」も対象になります。
「潜在的ニーズ」を明らかにし、そのニーズを
自社の商品やサービスで解決できれば
新しい大きな市場の開拓につながるため、
大きな事業機会と成り得ます。
3.能力
この「能力」は企業が持つ「独自能力」のことです。
企業は自社の強みを活かして事業を行っていますので、
何かしらの独自能力を持っているはずです。
事業機会の選択
先の項目で、「ターゲット顧客」「ニーズ」「「能力」
の3つで事業機会を見つけると説明しました。
「事業機会の選択」では、候補としてあげた
「事業機会」の中から、事業化するものを
選択することを言います。
企業が保有する資源には限りがありますので、
事業機会全てに対応することは不可能です。
よって、もっとも事業化により成果が期待できる
ものを選択する必要があります。
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