軽自動車人気 中古車がスリランカでバカ売れ


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自動車輸出

日本の軽自動車は世界的に見ても特殊で、
この特殊さゆえ、海外からは軽自動車という
カテゴリーを廃止するよう要望されるなど
があったほどです。

世界からみた日本の軽自動車をは
『ガラ軽』とも言われています。

海外で人気の中古車軽自動車

今年4月から軽自動車の税金も上がりましたが
軽自動車の人気は続いています。

この軽自動車人気は日本だけではないようです。

それはスリランカ。

それも売れているのは中古車で、
日本で新車登録されてから2年以内の
中古車だということです。

なぜ、2年なのかというと、
スリランカでは自動車の輸入規制として
新規登録2年以内の車のみ輸入可能と
なっているからです。

スリランカでの平均輸出価格

この件でびっくりなのが販売価格です。

日本から輸出される中古自動車の平均価格は
60万円から70万円程度とのことですが、
スリランカに輸出される中古車の平均価格は
驚きの150万円から200万円とのこと。

現地では関税もかかりますので、
スリランカでの販売価格は、
250万円から300万円になることも
あるのだそうです。

どれほどの台数がスリランカに輸出されているかですが、
7月には2185台で、全販売台数の半数以上の比率を
占めています。

日本の中古車市場への影響は

ここで気になることがあります。

新規登録2年以内の中古車がそんなに
多く流通しているのか?

そして、日本でも売れるだろう程度の良い
中古車の軽自動車が海外に輸出されるほど
余っているのかとうことです。

どうも、このからくりは、
メーカー側に関係しているようです。

からくりというのは、
メーカー自体にノルマが課せられているため、
自社名義で登録して、一度も乗られないまま
新古車として販売にだされている車が多く
存在しているとのことです。

ニュースとして聞くだけだと
「ふーん」て感じですが、
中古車価格は需要と供給の関係で決まります。

本来日本で流通するはずの台数が海外に
流れることで、日本での供給数が減ることになります。

ということは、需要に対して供給数が減るので
価格は高値になることでしょう。

この状態は自動車メーカーにも都合が良いと
考えられます。

国内の販売ノルマを達成することができ、
かつ、高値でスリランカに売却できる。

願ったり、叶ったりですね。

それにしても、中古軽自動車車が
200万円を超える高値でも価値を感じる人々がいて
売れるという事実は驚きですね。

「需要」と「供給」はビジネスの基本です。

需要に対して供給が少なければ、
商売として十分成り立ちます。


一方、
需要よりも供給が上回るとライバルが多く
存在するということですので、価格競争
などの競争が生まれるということです。

「売れている」とか「売れない」
といった場合に、需要と供給に注目して
見てみると違った見方ができるかも
しれませんね。
 

 

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