一番搾りが中国プレミアムビール市場を席巻から読み解く


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キリンの看板商品である「一番搾り」が
中国で大人気とのことです。

一番搾りは日本ではスタンダードなビール
に位置づけらえていますが、中国では
プレミアムビールというカテゴリーに
位置づけられているとのことです。

中国市場の変化

中国で日本のビールが人気があると聞き、
ちょっとびっくりしたところがあります。

というのも、今から10年ほど前、
会社の上司が中国出張の際のエピソードを
聞いていたからでです。

どのような話かというと、
中国出張中の日本人サラリーマンが
仕事終わりに食事に行きます。

そこで、日本と同じようにビールを
注文するのですが、全く冷えていない
生温かいビールが出てくるというのです。

それは、そのお店だからというのではなく、
どのお店でもビールは冷えていないのが
当たり前とのこと。

なぜだと思いますか?

ビールに求める価値の違い

それは、ビールにも求めるものが、
日本人と中国人では違うというのです。

では、中国人は何を求めていたのか?

中国人がビールに求めるのは「お口直し」。

ビールの味ではないんですね。

だから、冷やす必要もないし、
味にこだわることがなかったのです。

マーケティングで市場機会を探索する
というのがありますが、この時は
中国人に日本のビールを売るには
早すぎたということのようです。

しかし、
ここ10年で中国市場は大きく変化しました。

ライフスタイルの変化が新市場を創出

中国経済が成長し、
国民のライフスタイルが変わりました。

海外旅行をする人も増え、
他国で美味しい物を食べ、
新しい価値観に触れる機会が増えました。

今回のビールに関しても、
「お口直し」のための飲み物から
「味わう」ための飲み物になったと
いうことでしょう。

ということは、
新しい事業機会が生まれたということなので、
この事業機会を上手くとらえた企業が
大きなビジネスチャンスをものにすると
いうことになります。

人々のニーズは変化しますので、
このニーズの変化に敏感に気づく
アンテナを張ることの重要性を感じる
内容でした。

 

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