ホワイト認定申請に大企業が二の足を踏む理由と企業文化の影響


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安全衛生優良企業公表制度

2015年9月3号の「週刊新潮」掲載された
「大企業が「ホワイト認定」申請に二の足を踏む理由」
という記事内容について、本日(9/1)のYahooニュースに
取り上げられました。

ホワイト認定とは

このホワイト認定というのは、
近年、ブラック企業が注目を集めていますが、
学生が就職後に「入社したらブラック企業だった」
ということがないよう、「ブラック企業では無い」
という自信のある企業については、
ホワイト認定を申請できるという制度です。

この制度は厚生労働省が6月に新設した制度で、
「安全衛生優良企業公表制度」と言います。

ホワイト認定申請状況

就職活動を有利に進めたい大企業からすると
積極的にホワイト認定を申請しても良さそうですが、
現在のところ申請している企業は2社だけということです。

なぜ大企業はホワイト認定行わないのか?

大企業がホワイト認定に躊躇する理由

1つ考えられるのは、
ホワイト認定を行った後に何らかの問題が発生した場合、
その時の反響の方が大きいため、二の足を踏んでいる
のではないかという事です。

というのも、
大企業はそれなりの歴史かあり、
これまでに残業問題などで労働基準局から
行政指導を受けている企業も少なくありません。

この問題に関しては、会社の上層部から、
「サービス残業禁止」の命令がされた場合でも、
工場や各部門では所属長の指示の下、
サービス残業が後を絶たない事とも関係があると思います。

これは、その企業の企業文化が大きく影響しています。

歴史的にみて、
サービス残業が当たり前だった企業の場合、
その環境で育った管理職が多く、
「自分たちがそうだったのだから」
という理由で体質を改めることができない
という部分があります。

それほど企業文化というのは、
良い面でも悪い面でも企業に根付いた
アイデンティティのひとつであるため、
なかなか改めることが難しいとも言えますね。

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