楽天アフィリエイトで獲得したポイントに確定申告は必要?不要?
アフィリエイトも報酬が少ない間は気にならなくても、報酬の額が多くなってくると気になりだすのが税金の支払いです。
税金の支払いということは、確定申告の対象となるのかということにつながります。
- サラリーマンと個人事業主
- 専業と副業
などで確定申告の必要条件もかわってきますので、
この記事では「楽天アフィリエイトで獲得したポイントに確定申告は必要なのか、不要なのか」について見ていきたいと思います。
楽天アフィリエイトの報酬はポイントで支払われるけど・・・
通常、税金は収入の額によって決まります。
ただ、楽天アフィリエイトから得られる報酬は現金ではなくポイント(楽天スーパーポイントと楽天キャッシュ)で支払われます。
この場合(ポイント)でも確定申告は必要になるのでしょうか?
回答は、『条件付きで必要』です。
では、どのような場合に必要なのかをお伝えします。
ただ、複数の条件で変わってくるため条件別にご紹介させて頂きます。
(1)ポイントの発生源別
楽天アフィリエイトの報酬は「楽天スーパーポイント」と「楽天キャッシュ」で支払われますが、楽天スーパーポイントについては、楽天市場で商品を購入した場合にもポイントを得ることが出来ます。
ここで、なぜポイントの発生源の話をするかと言うと、確定申告に関係のあるのは「楽天アフィリエイトを発生源とするポイント」であって「商品購入で得たポイント」は確定申告の対象にはならないからです。
では、楽天スーパーポイントがどのような場合に課税対象となり確定申告の対象になるのかを説明していきます。
(2)楽天スーパーポイントが課税対象になる場合
課税というのは、通常は得られた収入に対して行われます。
サラリーマンとしての給料であったり、副業の報酬だったりです。
この場合、どちらの場合も現金の動きがあります。
企業から銀行を経由して従業員やアフィリエイターに支払われることがほとんどなので、現金の流れが帳簿で追跡することが出来ます。
税務署ではこの部分を見ていますので、所得隠しが発覚するのです。
しかし、ポイントでの商品購入は現金で支払うこともなければ、現金で商品を購入することもありません。
どのよう場合に課税対象になるのでしょうか?
それは、「楽天アフィリエイト実践者がポイントを使った総額で課税対象の有無が決まる」ということです。
具体的には下記のような場合です。
【アフィリエイトを副業で行っている場合】
(ポイントの消費額が年間20万ポイント以下)
この場合、確定申告は不要です。
但し、楽天アフィリエイト以外にサラリーマンとしての給料以外の収入がある場合は、その金額も含めて年間20万円以上か否かで確定申告の要・不要が決まってきます。
(ポイントの消費額が年間20万ポイント以上)
この場合、確定申告は必要です。
この場合も、サラリーマンとしての給料以外の雑収入の総額が対象となるので、例え楽天アフィリエイトのポイント総消費額が10万ポイントだったとしても、他の副業収入が10万円以上ある場合は確定申告の対象となります。
【アフィリエイトを本業で行っている場合】
(ポイントの年間消費額合計が38万ポイント以下)
この場合、確定申告は不要です。
但し、この年間38万ポイントというのは、アフィリエイト報酬の総額が対象となりますので、楽天アフィリエイトでの報酬が10万ポイントでも、他の報酬が28万円以上ある場合は課税対象になるということです。
まとめ
この記事では、「楽天アフィリエイトで獲得したポイントに確定申告は必要なのか、不要なのか」について見てきました。
結論は、アフィリエイトを
- 本業で取り組んでいるのか
- 副業で取り組んでいるのか
またアフィリエイトを本業で取り組んでいる場合でも
アフィリエイトで得た収入と楽天スーパーポイントの消費額が
- 38万円を超える場合
- 38万円を超えない場合
で確定申告が要・不要が決まるとお伝えしました。
ただ、確定申告が必要なのにしていない場合、必ず税務署から指摘されるのかといえば、正直わかりません。
税務署も忙しいので少額の申告漏れについて構っていられないと想像できるからです。
しかし、これはあくまで想像ですので、確定申告が必要な条件はあらかじめ把握しておいた方が良いでしょう。
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