バカな意見がダメな意見ではない!(停滞からの突破口になるかも)
「バカな意見がダメな意見ではない!」をテーマに話を進めて行きます。
「バカな意見」と聞いて、どのような意見をイメージしますか?
まず最初に、「バカな意見」について見てみましょう。
バカな意見って?
バカな意見について、
次のようなものを思い浮かべませんか?
- ひとりよがりな意見
- 本題と関係のない意見
- 突拍子のない意見
- 他人を批判ばかりしている意見
意見をかわす場面というと、
会議の場を思い浮かべると思います。
会議の際に一番ダメなのは発言しないことです。
発言がなければ会議を開催する意味がないですからね。
しかし、先ほどあげたバカな意見の中でも、
- ひとりよがりな意見
- 他人を批判ばかりしている意見
については、会議を活発にするような
意見ではないため、バカな意見といえるでしょう。
しかし、
- 本題と関係のない意見
- 突拍子のない意見
の2つに関してはどうでしょう。
「本題と関係のない意見」に関しては、
一見、会議に役立たないように感じます。
しかし、他人の意見を批判したりするような
意見ではないのと、本題と関係がないながらも
今までの視点とは異なる視点を与えてくれる
かもしれません。
「突拍子のない意見」についても同じです。
ここで、ひとつ例を挙げてみましょう。
トースター製造会社の例
トースターを製造している会社がありました。
その会社では購入者さんから、
次のような投書をもらっていました。
- トースターを使わない時に片付けているんだけどネズミが集まってくる
この現象を素直に受けて、次のような意見が出ました。
- ネズミ捕り機能付きトースターを作ったら売れるんじゃない?
一見、バカな意見のように感じます。
しかし、この意見から次のような意見が出たらどうでしょう?
- なぜトースターにネズミが集まってくるんだろうか?
そもそも、投書を送ってきたお客さんは、
「ネズミが集まるのをどうにかしたい」
という思いから投書を送ってきたはずです。
だから、「ネズミ捕り付きのトースター」では
問題を解決することはできませんが、
「ネズミが来ないような仕掛け」があれば
問題解決につながります。
そこで、「ネズミが集まってくるのは、パン粉が
トースターに残る構造だったことが原因」だと判明しました。
だったら、「パン粉が残らないトースター」を開発できれば、
「売れるのではないか?」と議論が深まるのではないでしょうか?
ブレーンストーミング
会議の現場で意見を活発化する手法に
- ブレーンストーミング
という手法があります。
この手法での特徴は、会議の参加メンバーは
自分以外のメンバーが発した意見に対して
否定的な意見をすることを禁止しているところです。
まさしく、一見突拍子のない意見が
会議に別視点を与えてくれることを
期待していると言えますね。