中小企業診断士試験合格に向けた勉強法
中小企業診断士試験合格に向けた勉強法について、私の体験をもとにご紹介します。
皿回し勉強法
この勉強法については聞かれたことがるかもしれませんが、効果的な勉強法です。
中小企業診断士試験のように試験範囲は広く、専門用語がたくさん出てくる試験を始めると、なかなか頭に入ってきません。
しかし、頭に入ってこないからといって同じ所ばかりを勉強していても先には進めません。
私も最初通信教育で失敗したのはまさしくこの状況に陥ったからです。
それまで経営に関する知識はもっていなかったため、テキストを勉強しても頭に入りません。
頭に入らないので何度も同じ範囲の勉強をするわけですが、いつまでたっても頭に入らないわけです。
そうこうするうちに月日は流れ、テキストを一冊も終了させることなく挫折へとつながりました。
別記事で予備校選びについてご紹介しましたが、予備校に通うメリットは、カリキュラムに沿って強制的に先に進んでいくことです。
私が通っていた予備校では、ここで紹介している皿回し勉強法をベースにしたカリキュラムだったので、一回講義を受講すれば1日または2日復習したあとは次の講義の予習をしなくてはいけない状態が作られていました。
後に知ったのですが、脳科学的にみても皿回し勉強法は理にかなっているそうなんです。
理由は、脳は覚えたことでも一旦忘れることで思い出しやすくなるからなんだそうです。
覚える対象を明確にしたら集中して覚える努力をし、その後は先に進めて、一週間後なり一定の期間がたってから思い出してみる。
そして、忘れていれば解答を確認することで記憶は更に強固なものとなります。
体系的的な学習
この体系的な勉強法は、覚えることひとつひとつを別物として個々に覚えるのではありません。
例えば、「経営」を学習する際、次の項目はどのテキストにも掲載されています。
- 経営体
- 経営者
- マネジメント
- 経営理念
- 経営組織
- 意思決定
上記の項目について学習する場合も「経営体」「意思決定」などの個々の項目と独立して覚えるのではなく、上記の各項目は関連していますので、概要として各項目の関連を覚えます。
そして、各項目を細分化内容についても各項目は関連を持っていますので、その関連を学んだあと、それそれの詳細を学習していくのです。
このような学習を行うことで、点ではなく面で学習することになりますので、どの項目がどの位置の内容であるのかが明らかになり、思い出しやすくなります。
体系的な学習に向いていない科目もありますが、「経営」「マーケティング」「人事管理」などは体系的な学習に向いていますので是非取り入れてみてください。
小道具の作成
小道具というのは、カードやチャートなどのことです。
これは、皿回し勉強法にも関係するのですが、学習する際に要点をまとめたカードを作ったり、カードに記載する内容を文章ではなく、チャートを使ってまとめるというものです。
なぜ、カードやチャートが有効なのかを説明しますね。
カードに書くのは一つの項目についてです。
出来るだけ小さい方が良いですね。
はじめは一枚のカードに多くの内容を書くのではなく、余白をたくさん空けておきます。
これは、繰り返し学習する際に重要だとおもったことを追加で記載できるようにするためです。
チャートが有効なのは他人ではなく、自分が覚えやすいように工夫したものをチャートにすることで覚えやすく思い出しやすくなるからです。
最初は少し作成するのに時間を要しますが、何度も繰り返し使用するので結果的に効率が良いのです。
私の場合はチャートを書くことで、チャートを書いている最中の手順を思い出し、結果的に書いていたことを思いやすくなりました。
そして、私はこのカードを音声として録音し通勤の行き帰りに聞いていました。
すると、音声を聞く前に次に何が離されるのかがわかるようになります。
今ではスマホにボイスレコーダー機能もついているので、カードを作ったら音声として録音し、繰り返し聞くことも有効です。
スキマ時間の有効活用
サラリーマン、それも結婚している方が試験勉強の時間を確保することは簡単ではありません。
ただでさえ仕事が忙しい上に、家に帰れば家族サービスも必要です。
たとえ家族の協力を得ていると行っても帰宅してお風呂、食事を済ませたら即勉強のようにはいかないでしょう。
しかし、勉強時間は確保しなければなりません。
それでは、どこからその時間をもってくるか?
一番良いのは「スキマ時間」の活用です。
スキマ時間とは、通勤時間や休憩時間、待ち時間、娯楽時間などまとまった時間ではないけど、自由に使える時間のことです。
一日の中でどれほどスキマ時間があるかを計算してみてください。
一度行うとわかるのですが、結構な時間あるんですね。
通勤で駅まで徒歩で行く場合は先程ご紹介した音声を聞きながら予習・復習することができます。
電車に乗っている時間も同じですね。
問題集やテキストを見ることもできますね。
時間のサラリーマンで難関試験に合格した方の多くはスキマ時間を有効活用していますので、是非活用してみてください。
もし、音声を自分で録音できないという方や、自分の声は聞きたくないという方は、下記のような音声講座が安価でありますので活用してみるのも一つの選択肢です。
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