ブランドの基本戦略とは?(市場とブランドで戦略は決まる)
ブランドの基本戦略
ブランドの基本戦略とは、
ブランドを新たに作ったり、運用するにあたり
ブランド・マネジメントの基本的な方針を指します。
「市場」と「ブランド」の2つの軸から
これから取るべき方向を明らかにします。
具体的には、
「市場」を「既存市場」と「新規市場」
「ブランド」を「既存ブランド」と「新規ブランド」
にわけて考えます。
「既存市場」に「既存ブランド」の商品・サービスを投入する場合
この時に採用する戦略は「ブランド強化」です。
「市場」も「ブランド」も既存のものを使用するので、
「現在のブランドの価値を高める」ことに専念する
ということです。
「既存市場」に「新規ブランド」の商品・サービスを投入する場合
この時に採用する戦略は「ブランド変更」です。
具体的には、今あるブランドを捨てて、新しいブランドを
立ち上げるということです。
既存のブランド価値が低い場合に、低い価値のブランドを離れ
新しくブランドを立ち上げ、想定するブランド価値を得られる
ように育てていくことになります。
「新規市場」に「既存ブランド」の商品・サービスを投入する場合
この時に採用する戦略は「ポジション変更」です。
具体的には、最初ある市場の一部分の市場を想定し
商品・サービスを投入していた場合、実際には
他の市場でも受け入れられている場合や
ニーズがあると判断した場合に採用されます。
(例) ターゲット市場を「スポーツ飲料水」から
「清涼飲料水」に変えるなど
「新規市場」に「既存ブランド」の商品・サービスを投入する場合
この時に採用する戦略は「ブランド開発」です。
「市場」も「ブランド」も新たに設定・開発するため
4つの中で一番難しい戦略となります。