【第二巻】不測事態を予測する


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第二巻

この記事では「不測事態を予測する」をテーマに話を進めていきます。

いま、どんなに理想的な状態だったとしても、その状態がいつまで続くかはわかりません。

このことは、いろいろな場面で言えることです。


会社であっても、プライベートでもです。

同時に逆のこともいえますけどね。
 

日本を代表する大企業に就職できたと喜んでいたとしても、1年先はどうなっているかわかりません。

会社が経営難に陥ることもあれば、自分自信がリストラや配置転換で不遇な状況になることは十分考えられるからです。


このようなことも含めて、今回のテーマは「不測事態を予測する」ということで、不測事態に備えることの重要性についてお伝えしていきます。

不測事態はいつやってくるかわからない

サラリーマンの立場で一番の不測事態とは何でしょうか?


やっぱり『離職(リストラ)』ですね。


サラリーマンの一番のメリットが『安定』です。


サラリーマンとして働いていると、色々と不満はあると思います。

しかし、欧米のように「明日から出勤しなくていい」と突然解雇されたりということはありません。

法律で守らているからですね。

しかも戦後の日本の雇用制度は終身雇用制に守られてきました。


それが今ではどうでしょう?


日本を代表するような大企業が頻繁にリストラを実施しています。


その度に何千人という規模の人員整理(リストラ)で退職を余儀なくされている人が大勢います。


その多くが40歳以上の社員です。

40歳といえば、中学生や高校生の子供がいる家庭が多く、子供に一番お金が必要な時期でもありますね。

それなのにリストラの対象になってしまたら・・・


たとえ割増退職金が支給されたとしても、再就職はかなり難しい事が予測されますね。


この最悪の事態ですが、40歳という年齢を迎えたら決して他人ごとではありません。


私が務めていた会社でも「決してリストラはしない」と言っていましたが、会社の業績が悪くなるとそうは言っていられません。

10年間で2回のリストらが実施されました。

若い人では30代、40代の同期、定年まで10年を切った50代の社員まで、定年を迎えることなく退職していきました。
 

大学時代の友人の中には1部上場企業に就職し、ほんの数年前までは勝ち組を言われていた人が何人もいます。

しかし、数年後の今では1万人以上を対象とするリストラの対象となり、40代でハローワークや職業訓練校に通っています。

決して他人ごとでは無いことを実感します。


40代サラリーマンの中でも日々充実した生活を送っている方や収入面でも満足度の高い方にとってスパイラルビジネスなんて興味もないでしょう。

しかし、今の暮らしや企業内での立場に満足していないサラリーマンや40歳を超えた人にとっては決して他人事ではないということです。


不測事態はいつやってくるかわかりません。これは事実です。

順調なときほど準備が大事


今を楽しむのは大事です。

しかし、今の生活に余裕があるのなら、余裕のある今だからこそ将来を予測して、今しかできないことに取り組むことも重要だと思うのです。


「本当は●●がしたいんだよな~」

と思っているだけでは何も変わりませんし、黙っていても何も変わりません。ただ時間だけが過ぎていくだけです。


とは言っても、

「何をしたら良いのかわからない」

という方が大半でしょう。


特に欧米と比較すると日本の転職市場は整っていません。

一度正社員として就職した場合、なにか大きな変化がない限り定年まで同じ会社で過ごすことになります。

しかし、それも昔のこと。

現在のようにリストラが当たり前になると、大手企業であっても業績が悪くなると簡単にリストラが行われます。


40代サラリーマンの場合、万が一リストラが行われると間違いなくリストラ対象となってしまいます。


万が一、不測事態に直面してしまった時

「あなたは大丈夫ですか?」


人間の体は弱っている状態で新しいことにチャレンジしようと思っても体は動きません。

新しいことをするためには、まず体を正常な状態に戻すことから始めなければなりません。


自己啓発や副業を行う場合も同じです。

サラリーマンとして給料が約束されているから出来ることです。

リストラの対象になってしまっては、明日からの生活に直結するのでのんきなことは言ってられないからです。

順調なときほど次の準備が大事だということです。

不測事態に対して何が有効なのか?

2015年から2016年にかけて新聞やニュースを賑わした大手電機メーカーの買収報道がありました。

業績悪化に伴うリストラで多くの従業員が会社を後にしています。

先ほどもお伝えしましたが、私の友人もこの企業の従業員でしたが、定年まで10年余り残して早期退職をよぎなくされ、現在もハローワークに通っていますが再就職は実現していません。

今回の電機メーカーは大企業なので特別退職金が支給されているようですが、これも一時的な収入でしかありません。

働き続けることができれば自然と得ることが出来た収入だからです。


このような不足の事態に直面することは他人ごとではありません。


もし、あなたの身にこのような不測の事態が起きたらどうしますか?

また、このような状態に直面した時一番有効なのは何だと思いますか?


「資格ですか?」

「役職ですか?」


残念ながらどちらも有効ではありません。


企業は40歳を超えた人間を簡単には採用しません。

超難関資格を持っていても、部長職に就いていたとしてもです。
 

企業は40歳を超えた人を雇う場合、資格よりも即戦力を期待して採用しますので、余程優れたスキルや管理能力がなければ雇ってくれないからです。

「部長職を務めていたのなら有効じゃないの?」と思われるかもしれませんが残念ながらそうではありません。

部長職に就いていたとしても、それは前企業での評価です。

新しい会社で全く知らない従業員をまとめる力があるのかは未知数だからです。

では、不測事態に対して何が有効なのか?


最低限必要なのは『生活に必要なお金を稼ぐ力』を身に付けることです。

リストラされても生活続きます。

あなたを含めた家族の生活を露頭に迷わせないだけの収入は確保しなければなりません。
 

いつでも、どこでも年齢を気にせず雇ってくれる会社があれば良いのですが、そんな人はリストラ対象にはなりませんね。


このようなことを考えると、他人に影響されない、そして、これからの財産になる「自分で稼ぐ力を身に付ける」ことが一番取り組み甲斐があり、有効だと考えるのです。


ネットが無い時代にサラリーマンの立場でビジネスに取り組むにはかなりハードルが高く、リスクが高かったのですが、ネットが当たり前の現在ではリスクなく簡単にビジネスを始めることができます。


しかし、サラリーマンの立場でビジネスにチャレンジしても途中で挫折することが多いのも事実です。

次はその理由と対応策についてご紹介していきます。

 

 

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