レゴシリアスプレイ初体験
レゴシリアスプレイを初体験してきました
現在参加しているコニュニティのセミナーの一環として
レゴシリアスプレイを初体験してきました。
「レゴ」といえば「レゴブロック」を思い浮かべるものの、
「ブロックを組み立てることで何を学ぶのだろう」
と思っていました。
しかし、今回のファシリテーターの
東ヤスオさん(http://azuma-yasuo.com/)と
以前話した時に、「レゴを使うことで色々なことが出来る」
と言われていたのを思い出し、期待しての参加です。
レゴシリアスプレイの活用の場
レゴシリアスプレイはチームビルディングの研修など
企業セミナーに活用されている遊びの要素を持った
問題解決手法でもあるようです。
チーム編成
私が体験したワークは、6人1チーム、全4チームの構成で、
レゴブロックを使って、ファシリテーターが指示するものを
作っていきます。
ファシリテーターからの指示は
「何でも良いから感じたモノを作って」から始まり、
次第にテーマに沿ったものを作ることになります。
実際に作ってみるとわかるのですが、
なかなか思うようなモノは作れません。
何を作れば良いのか思い付かない時もあります。
また、レゴブロックの種類も多く、
上手く組み合わなかったりもします。
指が感じたものを作る
しかし、
強引でも良いので時間内で作らなければなりません。
何を作ってよいかわからない場合は、
「指が感じたもの」を作ります。
そして、
自分が作ったものには意味付けを行います。
無理やり意味付けする意味
この「意味付けする」所が大きなポイントです。
というのも、実際に作ったものが自分でも
何が出来たのかわからないからです。
しかし、それに無理やり意味付けをします。
この「無理やり」に思える部分が
実は「無理やりではない」のです。
人間の意識には
「顕在意識」と「潜在意識」があり、
中でも「顕在意識」の意識全体に占める割合は
わずか「5%」とも言われています。
ということは、何かモノを作る場合でも、
自分が意識として気づいているものは少なく、
表に現れていない潜在意識の中でわかっている
部分がほとんどだと言えます。
この無理矢理にでも意味付けするワークは、
実際には無理矢理ではなく、
潜在意識がわかっているものを
引き出していると言えるのだそうです。
無理矢理にでも意味付けする過程で、
潜在的に思っていることが顕在化されるということです。
私も今まで記憶力の勉強を通じて脳の仕組みや
潜在意識の働きについても勉強してきましたので、
なんとなくでも納得できるような気がします。
チームとしての作品を作る意味
個別のワークが終了すると、
それぞれ個人で作ったものを使いチームとしての
作品を作りを行い、最後は意味付けを行います。
個人の思い(作品)をチームの思い(作品)に引き継ぐワークです。
ここまで来て、
企業研修にレゴシリアスプレイが有効なのがわかりました。
「企業や部門の目標を達成するため」という
目標を達成するためのワークを行う場合、
個人の思いを明らかにしたあと、
チームの思いの中に使われます。
このことで、
チームの目標達成に個人の思いが活かされる
ことになりますので参加者意識が高まります。
自分の意見が取り上げられることで人事ではなく、
当事者としての意識が生まれるので、
目標達成にむけて、積極的に参加するという
動機が生まれることにつながりますね。
実際に参加してみて感じたのは、
自分の手を使ってワークを進める中で、
自然と色々なことを考えているということ、
また、作品に意味付けする過程で、
デタラメな意味付けをしているようでも、
頭のなかで何かしらの思いが形となって
現れているというのは納得できるような
感じがしました。